ブリストルシュブンキン2
(4月22日更新) 

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ブリストルシュブンキンNO.1(国内繁殖個体)
明け二歳・キャリコ体色・オス(全長=約18cm)
                           
●繁殖に適した上物です。各ヒレのクセも少なく観賞面からみても優れています。ブ
リストルシュブンキンでは、その特徴的なヒレの形状や伸長に起因するクセ、いわゆ
る「マクレ」がとてもよくみられます。このようなマクレは稚魚期にはほとんどわか
らないことがほとんどで、育成過程においてマクレが出てきてがっかりさせられます。
(稚魚の頃はマクレていないのです)こうしたマクレは遺伝的な要素も少なくないと考
えられるので、よりマクレの少ない親を繁殖に用いるほうが賢明です。この個体の系
統では、赤、青、黒、白色のいわゆるキャリコ色になる個体がとても少ないので、全
体のバランスの整っているこの個体は最上級レベルであるといえるでしょう。なお、
頭部全体にうっすらと肉瘤がのったようになっていますが、この系統では割とこのよ
うな個体がみられます。


ブリストルシュブンキンNO.2(国内繁殖個体)
明け二歳・キャリコ体色・メス(全長=約18cm)
                           
●ものすごく尾ビレの拡がるタイプで、通常の尾ビレの倍はあるのではと思えるほど
です。熱帯魚のベタようなヒレをもつこのタイプはとてもデリケートなので管理をしっ
かり行ってください。古くなった水のままで飼育し続けると充血して、ヒレがボロボ
ロになってしまいます。この個体はすでに産卵経験があります。なお、残念なことに
写真で見られる側の胸ビレが大きく下方向に曲がっています。もともとクセがあった
のではなく、育成の過程でこのようになったものです。




ブリストルシュブンキンNO.3(輸入個体)
二歳(明け三歳)・キャリコ体色・メス(全長=約18cm)
                           
●昨年秋にイギリスからの輸入された個体であるため、明け二歳である可能性もない
ではありませんが、発色からみておそらく三歳であると思われます。この個体のみまっ
たくの別系統であり、ヒレの伸長具合や発色の点にはっきりした違いがみられます。
この系統は色彩が豊かであることが一番の特長で、とくに青や赤の発色には目を見張
るものがあります。しかし、ヒレの伸長はやや弱めであり、それはこの個体にも同様
のことが言えます。ただし、これはあくまで2つの系統を比較した場合の話であり、
この個体自体の仕上がりは決して悪いものではありません。輸入時には見れらなかっ
たヒレのクセが少し出てきましたが、繁殖に用いるのに問題となるほどではないでしょ
う。


ブリストルシュブンキンNO.4(国内繁殖個体)
明け二歳・キャリコ体色・性別不詳(全長=約15cm)
                         
●平均的な個体ですが、とくにこれといったクセもなく飼育しやすいタイプです。最
近になって尾ビレにスリットが少し入ってきました。写真でははっきりしませんが、
左右の背部分には青の発色がみられます。現時点では性別ははっきりしませんが、メ
スの可能性が高いと思われます。






ブリストルシュブンキンNO.5(国内繁殖個体)
明け二歳・フナ体色・オス(全長=約15cm)
                           
●通常、キャリコ体色の系統を繁殖させると、相当数フナ色(デメキンの黒ではなく、
キンギョの改良のもととなったフナと同じ色という意味です)の個体が出てきますが、
商品価値のないものとして我々業者によって一方的に淘汰されてしまうので、ここま
で育成された個体を目にする機会はあまりありません。ブリストルシュブンキンの本
場、イギリスの愛好家がこのようなフナ色のきれいな個体を育成しているのを写真で
以前見たこともあり、今回体形のよいものを選抜して育成してみました。写真の個体
は各ヒレともほとんどクセがみられず、バランスのよい良魚です。なお、褪色すれば
オレンジ色(=金色)になると思いますが、今のところ褪色した個体はまったく現れて
いません。


ブリストルシュブンキンNO.6(国内繁殖個体)
明け二歳・劣性透明鱗フナ体色・メス(全長=約16cm)
                           
●この系統からは写真のようなフナ色でありながら、透明鱗という形質を持つ個体が
あらわれます。一般的なキャリコなどの透明鱗とは別の遺伝子による透明鱗であると
思われ、おそらく日本国内で少数流通する「もみじ…」と同一の遺伝子によるもので
しょう。この体色はかつて研究者によって「網透明鱗(=劣性透明鱗)」と呼ばれたも
ので、品種としてあまりこの体色を取り入れたものはありません。(通常の透明鱗と
区別されていません)ブリストルシュブンキンでは、キャリコ体色+劣性透明鱗のも
のが普通にいるようで、この場合通常のキャリコの発色とは若干異なるようですが、
比較してよく見てみないとわからないレベルのようです。


ブリストルシュブンキンNO.7(国内繁殖個体)
明け二歳・赤キャリコ体色・メス(全長=約16cm)
                          
●この体色もフナ色同様、初期段階で淘汰されてしまうことが多いのですが、実際に
育成してみると予想以上に赤色があがってご覧のように仕上がりました。一般的には
この体色はもっとくすんだ色になることが多いので敬遠されます。ブリストルシュブ
ンキンのすべてに同様の傾向がみられるのかはわかりませんが、この系統ではメスの
ヒレにクセが出やすいように感じられます。この個体も胸ビレの片側(写真で見られ
る側)にクセが出て左右非対象になってしまいました。育成環境によってはこうした
クセはもっとその発現をおさえられるのかもしれませんが、今のところはっきりした
ことはわかりません。(写真の個体の後ろには別の個体がいます)


ブリストルシュブンキンNO.8(国内繁殖個体)
明け二歳・全透明鱗白体色・オス(全長=約17cm)
                           
●体形や尾ビレなど総合的にみてとてもよく整った美しい個体です。マクレなどのく
せはほとんどなく、ヒレのコンディションも現時点では完璧に近いと言えるでしょう。
この体色もフナ色同様、本来は淘汰されてしまうものなのですが、この個体のように
容姿の美しいものは観賞価値があると思います。写真ではほとんど白のように見えま
すが、尾ビレや体の一部に薄い黒や赤の色の発色がみられます。すっきりした顔立ち
もこの個体の魅力のひとつです。(ブリストルシュブンキンではボラのような顔だち
をした個体が結構がみられます)